蓄電池について
蓄電池はどうやって選ぶの?
家庭用蓄電池の価格と選び方ガイド
1: kWh単価の見方
電気をためる量(=蓄電容量)が大きくなるほど、1kWhあたりの価格は少しずつ安くなります。
ただし、全体の金額は高くなります。
そのため、ご家庭の電気の使い方に合った「ちょうどよい容量」を選ぶことが大切です。
2: 蓄電池をおすすめしにくいケース
次のような方は、無理に導入しなくてもよい場合があります。
・太陽光発電を設置していない、または自家消費が少ない
・昼間は家にいないことが多く、夜の電気使用も少ない
・設置場所が狭い、または工事が難しい
・停電対策が目的だが、必要な電気量とのバランスが取れていない
・初期費用の回収に15年以上かかる見込み
・これらに多く当てはまる場合は、急いで導入する必要はありません。
3: 費用の目安(10kWhの場合)
設定タイプ 価格の目安(工事込み・税込)
全負荷(家全体に電気を送るタイプ) 約175〜270万円
特定負荷(一部の電気だけ確保するタイプ) 約115〜208万円
※条件(屋外設置・配線距離など)によって増減します。
4: 蓄電池で使える時間の目安
停電時に10kWhの電池で動かせる時間の目安は次の通りです。
冷蔵庫(200W):約50時間
エアコン(1000W):約10時間
電子レンジ(500W):約20時間
まず「どの家電をどのくらい動かしたいか」を考えて、必要な容量を決めましょう。
5: 費用を安くするコツ
太陽光発電と一緒に設置すると、配線などの工事がまとめられて20〜30万円ほど節約できることがあります。
補助金(国や自治体の支援)を活用すると、実質負担を数十万円減らせるケースもあります。
ただし、補助金は「工事を始める前」に申請が必要です。
6: 見積もりの取り方
価格を比較する際は、以下の条件をそろえてもらいましょう。
容量(kWh)
タイプ(単機能/ハイブリッド)
負荷(全負荷/特定負荷)
保証内容(年数・範囲)
工事込み・税込の総額
この条件を統一して、2〜3社から見積もりを取るのが安心です。
その中に必ずシーズンも加えてください見積もりすれば、損のないお買い物が実現します!
7: 価格の今後の見通し
2025年時点では、10kWhで170〜250万円が一般的な価格帯です。
今後は、材料費の安定化により少しずつ下がる見込みですが、円安や人件費の影響で急な値下がりは期待しにくい状況です。
8: まとめ
相場は10kWhあたりおよそ150〜270万円
太陽光がない・日中不在が多い世帯は投資効果が低め
補助金を活用しても、回収期間が15年以上なら慎重に
複数業者で同じ条件の見積もりを取ることが最大の防御策
シーズンに見積依頼をする
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